EP3. プログラミングの向き不向き@東雲すみれのWEB開発

前回までのあらすじ
急遽IT事業部の立ち上げを任されたすみれ。
何が何だか分からない状態を脱却すべく、社長のつてから技術顧問として尚都(ナオト)が参画することに。
PCすら所持していなかったすみれに呆れつつ、開発環境の構築等は済ませたが…
- EP1. 初心者なのにIT開発事業部長!?
- EP2. 開発マシンを準備セヨ
- EP3. プログラミングの向き不向き(現在のページ)
- EP4. ITの基礎理解は大切です!
- EP5. HTML/CSSでLP制作!

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学習量とスキルの解説
プログラミングをはじめとしたITスキルの難易度は、概ね「英語」などとそう変わりません。
ものすごく広く奥深く、簡単に『出来る』ようになるものではありません。
近年「未経験から3ヶ月でプログラミングが出来るようになる!」というような広告が目立ちますが、そこでの『出来る』の定義はなんとなく形になるというレベルで作られており実践レベルになるのは難しいと考えないと不幸になるでしょう。
(2~3ヶ月で英語ができるようになる!なんて広告は怪しく感じるのに、ITスキルでは怪しく感じないのは、判断できるだけの経験や知識がないからでしょう…。)
なお、習得していく学習効率には、もともとのITリテラシー(普段からどれだけPCやインターネットを活用してきたか)によっても、学習速度にも天と地ほどの差が出ます。
学習時間の指標
上述したとおり、スキルの付き方は、短期的に見れば人によって天と地ほどの差があります。
ただ、学習の方向性の相談に乗ってくれるITエンジニア(メンター)がいて、適切に技術書などを選定してもらいながら学習を進めることで、一般的なITリテラシーがある人であれば概ね下記くらいの学習量でスキルがついてくるかと思われます。
- 100時間の勉強
- => 技術の全容が雰囲気分かってきます。
- 200時間の勉強
- => なんとなく、ぼちぼち作りたいものが雰囲気作り始められます。
- 300時間の勉強
- => 自分で考えた機能を色々追加したり、一人でも色々なバグ解消が出来るようになってきます。
- 1000時間の勉強
- => 設計や品質についての大切さや、どのようにそれを実現するかという観点も少しずつついてきます。
少なく見積もってもこれくらいの学習量は必要だと考えるのが無難です。
プロとして責任ある仕事をしていくにはもっともっと必要ですが、逆に言うと、ちゃんと学習さえやり続けられれば誰でも一般的な業務レベルくらいのスキルはつけられます。
特別な才能は必要ありません。
強いて言えば、学習を楽しんだり、続けられる才能は必要かもしれません。
誰しもプログラミングやサーバー構築等のITスキルにおいて、「自分には才能が無いのではないか」と思い悩むときがあるものです。
まずは楽しみながら、出来るだけ楽しく学べる環境を作って、中長期的な目標を元に続けていきましょう。
