未経験からのエンジニア転職で最低限現場から求められるスキル・レベル感

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こんにちは!テクトレブログ編集部です。

最近、プログラミングを学習される方が増えていますね!

しかし、『独学』だったり『プログラミングスクール』へ通ったりしている方が、学習を進めていく中で必ずといっていいほど質問することがあります。

 

それは、

「開発現場では最低限どこまでのスキルやレベル感が求められるのか

という質問です。
 

基本的に、業務未経験者が目指しがちな「理想の働き方」が出来る現場では、かなり高いスキルレベルが求められます

転職市場では現役のITエンジニアと比較されるのですから当たり前ですね。


そこで今回は、業務未経験の場合に最低限現場レベルでこれくらい出来ないと辛いのではないかという『求められるスキル・レベル感』およびその対策について解説します。

「今のままでは求められる最低限のレベルを満たせないのではないか...」と不安に思われている方の転職時期や学習内容の参考になれば幸いです。

 


目次
ITエンジニアに転職できても不幸になる場合
 ・投資する価値がないと思われしまうパターン
  ・業務遂行能力が足りていないパターン
   (1) 成果物の認識がいつもずれている
   (2) よくひとりで考え込んでいる
  ・技術力が足りていないパターン
   (1) IT全般の基礎知識が足りていない
   (2) 技術的な強みや専門スキルがない
ミスマッチを減らすために知っておきたい現場で必要なスキル
 ・業務遂行能力を上げるために
  (1) 依頼された時にすぐアウトプット内容を具体的にイメージする
  (2) ひとりで悩みすぎないようにルールを決める
 ・技術力を上げるために
  (1) IT全般の基礎知識をつける
  (2) 専門知識をつけて得意分野を作る
現場で成果を出すために気をつけたいこと
 (1) 情報に惑わされないようにしよう
 (2) 戦略を持とう
より実践的な訓練の方法

 

ITエンジニアに転職できても不幸になる場合

はじめに知っておきたいことは、未経験からのエンジニア転職に『成功』しても、その後に苦労したり、どうしてもついていけずに病んで辞めてしまう人も珍しくないということです。
 

その原因としては様々ありますが、企業側に教育用のリソース(人材、時間、資金など)の余裕がなかったり、企業側が期待していたほどスキルや成長が伴わない場合などがあります。
 

特に、仕事の覚えが遅い・簡単な業務を切り出しても全然任せられるようにならないなど、フォローしきれないレベルだと現場から厳しい評価や判断をされることになります
 

企業も「業務未経験者であれば最初は生産性が低くても仕方がない」と考えていますが、ITエンジニアは専門職であるため、人間関係以外でもミスマッチが起こりやすいのは当然のことでしょう。
 

また、前提として、技術や経験が無い人がチームに参加した場合、貢献度が低いどころか「全体の生産性を下げる」ことにもなります。先輩エンジニアにいろいろと教えてもらったり、人数が増える分マネジメントコストも増えます。
 

ただ、チームとして、また企業として成長していくには、人材育成は絶対に「投資していかなければいけない」部分でもあります。

 

「即戦力性」をいかに上げるのか、という観点も重要ですが、はじめに仕事で迷惑を掛けるのは当たり前なので、それ以上に「自分への投資対効果をいかに上げられるか」という観点を持っておくことが大切になります。

 

では、「特に投資する価値がないなと思われてしまう2つのパターン」と、その対策を含む「現場から求められるスキル・レベル感」を見ていきましょう。


 

投資する価値がないと思われてしまうパターン

 

 

・業務遂行能力が足りていないパターン

これは簡単に言えば、「仕事の進め方が下手な人」という評価を受ける場合です。

当たり前ですが「技術力があっても仕事が出来ない人」というのは少なからずいます。

 

例えば、

  • 認識ミスで求められているものと全然違う成果物を作ってくる
  • 仕事の段取りが出来ない
  • 依頼や確認のメッセージに対する返信が遅い
     

などです。
 

「技術者」といえども「いち社会人」です。

 

最低限のコミュニケーションも出来ず、生産性が全くないようでは、お客様や社内のメンバーも仕事を任せたいとは思ってくれないですよね。

 

特に、業務経験の浅いITエンジニアにありがちで気をつけたいこととしては、下記のような内容があります。

 

 

(1) 成果物の認識がいつもずれている
ほとんどの仕事には結果および成果物が発生します。しかし、慣れていない仕事をする場合は特に、どのような成果物が求められているのかについて考えることを辞め、なんとなくで仕事を進めてしまいがちです。
 

手戻りをできるだけ避けるためにも、分からないときは「何が分からないのか」を整理して、円滑に仕事を進められるよう努める必要があります。

 

 

(2) よくひとりで考え込んでいる

チームの生産性への貢献を考えられず、「自分が仕事が出来ない人だと思われたくない」というような動機で、ひとりで技術的または業務的な問題に悩んで時間を浪費しているいる人というのもたまにいます。

特にITの開発業務に不慣れな方には多いように思います。
 

チームの雰囲気にもよりますが、基本的に業務未経験からエンジニア転職してきた人間が、即戦力としてバリバリ生産出来るはずがないので、ひとりで時間を無駄にしても誰も得をしません
 

報連相は社会人の基礎ですが、基礎だからこそどのような業界にあっても重要なのです。


 

・技術力が足りていないパターン

 

『業務遂行能力』と『技術力』は両輪が揃うことで生産性をあげていくことが出来ます。

(どちらかといえば業務遂行能力が技術力を含んでいるイメージですが、技術力の比重も大きいのでそのように表現します)

 

観点としては主に下記の2つがあるでしょう。

 

(1) IT全般の基礎知識が足りていない

仕事ができない人というと、「前に説明したことを何度も言わせる」というような内容もあがりそうです。


ですが、ITエンジニアに関しては特に『成果物の認識がいつもずれている』という所の対策さえ出来れば、あとは基本的な技術力がないせいで、そもそもの情報の紐付け方や説明された内容そのものの認知が出来ていないだけという場合が多いです。

 

また、何かエラーが起きた時にも何から手を付けていいのか分からなかったり、初歩的なセキュリティの問題やバグを作り込んで手戻りを起こしたりと、いちいち細かいトラブルの解決にもやたらと時間がかかってしまいます。

 

簡単な部分でつまづくことが多いと、「投資対効果が高い人材」だという評価にはなりません。


 

(2) 技術的な強みや専門スキルがない
役割をもてるほどの技術的な強みがないと、チームとしてもどのように仕事を切り分けて、『あなたの為にどんな仕事を作ってあげればいいのか』と困ることがあります。
 

勿論、少しずつ出来ることが増えていくと良いのですが、「コレなら任せて下さい!」というものがないと居場所がなくなってしまいかねません
 

(そもそもこのあたりの肌感覚が合わなければ採用されることはないでしょうし、IT全般の基礎知識の方が問題にはなりやすいです。)
 

 

ミスマッチを減らす為に知っておきたい現場で必要なスキル

 

「投資する価値がないと思われてしまうパターン」を見てきましたが、ではどのように対策・訓練すればいいのか、現場で求められるスキルとしてどのような形で身についている状態になれば良いのかということを見ていきます。
 

 

・業務遂行能力を上げるために

 

(1) 依頼された時にすぐアウトプット内容を具体的にイメージする

 


 

「成果物の認識がいつもずれている」というのを防ぐのに最も効果的なのは、「その場で依頼された時にアウトプット内容を具体的にイメージする」というのを常に意識することです。

 

機能は勿論、調査結果や資料なども全ての要件を聞きながら「設計」します。
 

分からない、つまりその場で設計できない部分に関しては、出来るだけその場で聞いて確認し、基礎的なことまで分からないようであれば、どのように調べたり勉強すればいいのかまで聞くと良いでしょう。

 

勉強しながらでも、きっちりと求められている成果物が「納品」できれば良いわけです。

仮に成果物が具体的にイメージできない(設計できない)場合でも、
 

  • 「ちょっとやってみないとわからないので、2割ほど仕事を進めてから相談しに言ってもいいですか?」
  • 「申し訳ないですが、ちょっと整理する時間を下さい。MTG後に自分の理解している内容を送るのでチェックしてもらってもいですか?」

 

などと、あらかじめ声を掛けておけば大きくズレる心配はなくなります。

 

それでも「認識がズレてしまう!」という場合は、ロジカルシンキングの「思考方法」について勉強をしたほうが良いかもしれません。

まずはMECEやロジックツリーなどを活用したメモの方法なども勉強してみるとビジネスにおけるコミュニケーション力はずっと高められるはずです。
 

面談等においてこれらを評価することは難しい部分もありますが、少なくとも「成果物を出来るだけ忠実に、より求められている形に近づけていけるコミュニケーションスキル」を持っている、また意識的に高めようとしている人は現場で求められる人材足り得るでしょう。

 

こちらの練習は、実際に仕事をしてみる他はないと思うので、クラウドソーシングや副業などでも体験できると良いのかもしれません。

 

(2) ひとりで悩みすぎないようにルールを決める

「ひとりで考え込んで時間を無駄にしてしまう」ことを防ぐためには、チームや先輩との間で『15分悩んだら聞きに行く』などのルールを設けるのがオススメです。

 

チームメンバーや先輩からしても『一応ちゃんと自分なりに調べて仮説等も持っている状態』で質問しに来てくれているのであれば、何度も質問してもイライラされることはないでしょう。

(普通に質問することすら許されないような、心理的安全性がない職場であればチームの方にも問題がある可能性が高いです。)
 

自分から提案をしていくのも良いですし、納期やリソースの余裕があるのであれば、はじめはペアプログラミングをしてもらうというのもスキルアップの近道です。

 

このあたりは自分には何が足りていないから、このような制度にしてほしい等も自分から「チームへの貢献度を上げる為に提案していく勇気」を持つというスキルがあると良いでしょう。

なお、頼み方などは勿論気をつけないといけませんし、気を許せる人から話をするなどの根回しも出来るとより動きやすい場合もあるでしょう。

 

また、入門者向けの組織論の書籍などを読んで、自分がどういう役割として振る舞うべきかなども学習しておけるとベターです。

(実際のチーム開発を体験しないと少し想像が難しいかもしれませんが…)


 

・技術力を上げるために

 

(1) IT全般の基礎知識をつける

ITエンジニアとして「自分のできるところから少しずつ理解していく」というのはひとつの正解ですが、ある程度の常識的なITリテラシーが無いと、チーム内のコミュニケーション自体にも困ることがあるので、『ITリテラシーを上げる訓練』も意識的に行えるとより業務をスムーズに行えるようになってくるでしょう。

 

具体的には、基本情報技術者試験の午前問題を見てみるのがオススメです。
 

資格自体の取得は、会社の方針にもよりますし個人の好みによる所も大きいですが、基本情報とはその名の通り開発者向けの「基本」のITリテラシーの理解にはうってつけです。

 

ITと一言でいってもどんな分野があるのか?各分野ではどんな物があってそれがなんと呼ばれているのか?という、これから色々どのように学んでいけばいいのか考えるときにも使える「知識のインデックス」を作ることが出来ます。

 

午後問題は記述などもあり少し理解を深めないと解けない問題もありますが、午前問題は用語の意味などを答える選択式になっています。

 

この午前問題をやり、回答の解説を見て、納得行かないものや分からない用語をひたすらGoogleで調べることを、通勤時間などのスキマ時間に少しずつやるのがオススメです。

 

また、日頃から技術学習やアプリ開発・サーバー構築などをしている際に出てきた分からない用語なども、WunderlistなどのTODOで「調べることリスト」を作り、コレも同様に調べて調べて調べまくる!というのを毎日繰り返すと、2~3ヶ月もすればかなりITリテラシーを上げられるはずです。

 

現場では場所にもよりますが「DBやネットワーク、セキュリティーなどに関して、自力で調べながら作業が出来る」程度に基本的な使い方や構造の理解をしておくことは必須で必要でしょう。


 

(2) 専門知識をつけて得意分野を作る

色々な技術を少しずつ触るよりも、特定の物はある程度深いところまで学び「これはできます!」と言える武器を作ることが、自分の仕事の役割を作る上で重要になります。

 

勿論様々な技術(例えば言語ならRubyやPHP、JavaやC#など)を触ることは、特定の技術をより深く理解するのにも役立ちますが、まずは1つを深く理解しなければ表面的な比較しかできず、どれも中途半端にしか使えない状態になります。
 

アプリ開発で言えば特定の言語や環境などで、きちんと個人アプリを企画・設計・開発まで一通りやってみることで、様々な実装パターンやエラー解決の手法などを身に着けていくことが可能になります。

 

現場で求められることとしては「要件を伝えたら、簡単な機能実装であれば一連のものを作成できる」レベルが必要になってくるでしょう。ある程度提案もできたり、自動実行するテストもセットで書けるレベルなら歓迎される場所も多いでしょう。


 

現場で成果を出すまでに気をつけたいこと

 

(1) 情報に惑わされないようにしよう


 

業務遂行能力と技術力のポイントを抑えて実行するだけでも、かなり現実的に仕事が出来るようになるのではないかと思います。

 

仕事の能力的なものの他、現場で成果を上げるまでにとくに業務未経験の方に知っておいてほしいことの1つが「情報に惑わされない」ことです。

 

例えば「3ヶ月で成果を出せました!」「1ヶ月で転職できました!」などの情報です。
あれらはほぼポジショントークなので全く気にしなくて良いです。
 

またWebにはその人にとってポジティブな情報しかほとんど表面化してこないので、カナリ偏った情報になります。


他の人と比べて焦る必要は全くありませんし、学習に取れる時間やもともとのITリテラシーにも個人差がある為、習得スピードなどにも差が出るのは当然です。

 

自分を偽って出来るように見せようとしてもミスマッチが起こってしまい、現場に入ってから会社も自分もお互いに不幸になってしまうだけです。

嘘は一緒に仕事をすればすぐにバレます。

 

目標を立てること自体は悪くありませんが、基本スタンスとしては自分のペースで問題ないので確実に昨日の自分を越える形で学習をしていくのが精神的にもオススメです。

就職や転職がゴールではありません。


 

(2) 戦略を持とう

そして、成果をあげるためには「自分なりに戦略をもつこと」が最も大切です。


能力やスキルは当然として、性格や価値観の他、経歴などもひとりとして同じ人はいません。

 

また、ある程度年齢が高い方だと過去に何かしらの実績(目に見える成果)がないと、転職などの時に(過去に成果がないのに)今から成果はだせるのか?という風に見られてしまうのも仕方がないことです。

 

自分の何が売りになるのか、自分の何がボトルネックになるのかなどを考慮して、技術以外のものも含めて点ではなく面で勝負していけると良いでしょう。


 

より実践的な訓練の方法

 

ITエンジニアの仲間や友達がいる場合、(ソフトウェアエンジニアを目指している場合)自分でオリジナルのアプリ開発等を行いつつ、それをレビューしてもらいながら実際の開発を回すと、より業務遂行能力と技術力を伸ばしていくことが出来ます。

 

小規模なハッカソンやハンズオン系の勉強会などに参加してみるのも悪くありません。
 

どうしてもスキルアップ環境を自分で作れそうにない!とか、効率的に体系だったものをやって自信をつけたい!という方は、「職場で迷惑をかけないためのRuby on Rails業務研修というものも実施しているので、Ruby学習中の方などは是非ご検討いただければと思います!

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まとめ
 

  • 社会人なんだから技術力だけじゃなくて業務遂行能力も勿論必要
  • 業務遂行能力を上げる方法として「その場で成果をイメージする」ことと、「15分で聞くなどのルールを設ける」ことなどが効果的
  • 技術力は「基礎技術力」と「専門技術力」両方高められると良い
  • 情報に惑わされず、自分の戦略を持って学習を進めよう
  • 実践的な訓練方法としてチーム開発環境が作れると良いですし、トレーニングもやっています
     


ITエンジニアは専門職なので、現場である程度活躍するためには、やはりそれなりにスキルが求められます。

 

自分なりに戦略をもち学習も進めて、ミスマッチのない良い転職を目指していきましょう!

 


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